Key Figures2026年4〜6月期、訪日消費はいくらだったか?
観光庁は2026年9月30日、インバウンド消費動向調査の2026年4-6月期・2次速報を公表しました[1]。主な数字は次のとおりです。
| 指標 | 2026年4-6月期 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 訪日外国人旅行消費額 | 2兆5,125億円 | +0.3% |
| 訪日外国人旅行者数(クルーズ客を含む) | 10,401,374人 | -5.3% |
| 1人当たり旅行支出(一般客) | 244,733円 | +3.4% |
| 平均泊数(一般客・全目的) | 8.6泊 | -0.8泊 |
旅行者数が減るなかで、1人当たりの支出が伸びたことで、消費額は前年同期(2兆5,043億円)をわずかに上回りました[1]。なお、2026年調査からメキシコ・北欧・中東が調査対象に加わっており、2025年以前の「その他」と比べる際には注意が必要とされています[1]。
By Marketどの国・地域の旅行者が、多く支出しているか?
米国が3,860億円で最大。台湾(3,618億円、前年同期比27.1%増)が続き、中国は2,635億円(同48.0%減)でした。
出典:観光庁「インバウンド消費動向調査 2026年4-6月期の調査結果(2次速報)の概要」をもとに作成
米国の旅行消費額は前年同期比8.9%増となり、旅行者数(約102万人、同3.5%増)、1人当たり支出(約38万円、同5.1%増)ともに伸びています[1]。2025年4-6月期は中国が5,064億円で最大でしたが、2026年同期は米国・台湾が上回りました[1]。
1人当たり支出が高い欧米豪・中東の旅行者は、平均泊数も長い傾向があります。一般客(全目的)の平均泊数は、英国・ドイツが14.0泊、フランスが16.0泊、オーストラリアが15.2泊、米国が10.7泊でした[1]。国・地域ごとの支出の特徴は国籍・地域別の1人当たり旅行支出【2025年】でも整理しています。
By Category何にお金が使われているか?——宿泊費が36.6%
費目別の構成比は、宿泊費が36.6%(9,207億円)と最も大きく、買物代27.1%(6,821億円)、飲食費21.7%(5,463億円)、交通費10.1%(2,527億円)、娯楽等サービス費4.3%(1,090億円)と続きます[1]。
前年同期と比べると、飲食費・娯楽等サービス費・買物代の構成比が上がりました[1]。娯楽等サービス費は1,090億円で、前年同期の1,032億円を上回っています[1]。
| 1人当たりの娯楽等サービス費が高い国・地域(一般客・全目的) | 金額 |
|---|---|
| メキシコ | 33,438円 |
| オーストラリア | 26,358円 |
| 北欧 | 25,052円 |
| 米国 | 22,661円 |
| 英国 | 22,247円 |
| (参考)全国籍・地域 | 10,620円 |
娯楽等サービス費は、旅行消費全体のなかではまだ小さな割合ですが、メキシコ、オーストラリア、北欧、米国、英国の旅行者では全体平均の2倍以上となっています[1]。
Our Proposal芸苑道からの提案:長く滞在されるお客様の「夜」に
ここからは、芸苑道が宿泊施設の皆さまにお伝えしたい内容です。
1.連泊のお客様には、日を分けた体験を
欧米豪のお客様は平均で10〜16泊ほど日本に滞在されています。一度きりの催しではなく、「到着の夜に短い演奏」「翌日以降に解説つきの鑑賞」のように、滞在の流れに沿って体験を分けてご用意する方法があります。
2.「体験への支出」を、貴施設の中で
娯楽等サービス費は消費全体の4.3%にとどまる一方、米国・英国・オーストラリアなどの旅行者は、1人当たりで全体平均の2倍以上を支出しています。館外のツアーに任せるだけでなく、館内で上質な文化体験をご用意することで、お客様の滞在の満足度を高めることにつながると私たちは考えています。
3.市場の変化に合わせた演目の選び方
国・地域によって、伝統芸能に求めるもの(物語性、技巧、静けさなど)は異なります。芸苑道では、貴施設のお客様の構成を伺ったうえで、演目・解説の言語・進行をご提案いたします。講師1名あたり¥88,000〜を目安に、空間の設えまで含めてご相談を承っております。
Ask Us貴施設に置き換えると
ここまでは、公開されている資料にもとづく事実の整理です。実際に何をどのように組み立てるかは、貴施設の規模・立地・客層・繁閑の形によって変わります。芸苑道では、次のような点を伺ったうえで、貴施設に合う形をご提案しております。
- 問貴施設のお客様の国・地域構成は、この変化と重なっているか客層の内訳を伺い、関心を持たれやすい演目や構成の考え方をお伝えいたします。
- 問長く滞在されるお客様に、何をご用意できるか連泊のお客様向けに、日を分けて楽しめる文化体験の組み立てをご提案いたします。
- 問体験への支出を、館内で受け止める方法はあるか既存の宴会場・ラウンジ・庭など、貴施設の空間で実施できるかを率直にお答えいたします。
ご状況を伺ったうえで、実施できる形かどうかを率直にお伝えいたします。芸苑道へご相談はこちら →
FAQよくある質問
2026年4〜6月期の訪日外国人旅行消費額はいくらですか?
観光庁の2次速報(2026年9月30日公表)では2兆5,125億円で、前年同期比0.3%増でした。
旅行者数が減ったのに、消費額が減らなかったのはなぜですか?
旅行者数は5.3%減でしたが、一般客の1人当たり旅行支出が24万5千円(3.4%増)に伸びたためです。
国・地域別で最も消費額が大きかったのはどこですか?
米国で3,860億円(構成比15.4%)でした。次いで台湾3,618億円、中国2,635億円、韓国2,581億円の順です。
Sources & References出典・参考文献
- 観光庁「【インバウンド消費動向調査】2026年4-6月期の調査結果(2次速報)の概要」2026年9月30日 https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/002024946.pdf
- 観光庁「インバウンド消費動向調査」(調査結果一覧) https://www.mlit.go.jp/kankocho/tokei_hakusyo/gaikokujinshohidoko.html
本記事は、公的機関・国際機関・学術論文などの公開情報をもとに作成しています(確認日:2026年10月2日)。数値や制度は改定されることがあるため、最新の情報は各出典の公式発表をご確認ください。
