GEIENDO芸苑道
調査・研究レポートUN Tourism World Tourism Barometer

世界の国際観光客数は
上半期6億9,000万人

公開 更新 文・細川明日香(株式会社芸苑道 代表)読了 約6分
世界の国際観光客数は2026年上半期に6億9,000万人、前年比0.4%増——UN Tourism 世界観光指標
ANSWER

UN Tourism(国連観光機関)の世界観光指標(2026年9月号)によると、2026年上半期の国際観光客数は約6億9,000万人で、前年同期から300万人ほど増え、0.4%増でした。中東情勢や燃料価格、物価上昇の影響で、通年の見通しは1〜2%増と、1月時点の3〜4%増から下方修正されています。

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By Region地域別:アフリカと欧州が伸び、中東は大幅減

2026年上半期の国際観光客数(前年同期比)
  • アフリカ+4%
  • 欧州+3%
  • アメリカ大陸+2%
  • アジア太平洋+1%
  • 中東-22%

中東は地域の紛争の影響で22%減。アジア太平洋は1%増にとどまりました。

出典:UN Tourism「World Tourism Barometer」Volume 24, Issue 3(2026年9月)

四半期で見ると、1〜3月は2%増でしたが、4〜6月は1%減に転じました。4月は3%減となり、UN Tourismは、イースターが3月に始まった暦の影響と中東情勢の影響を理由に挙げています[1]。

Outlook専門家パネルの見通し

UN Tourismの専門家パネル調査では、2026年9〜12月について45%が「良くなる」(41%)または「非常に良くなる」(4%)と回答し、34%が前年同期と同程度、21%が悪化すると答えました。0〜200の指数(100が前年同期と同水準)では113で、慎重ながら前向きな見方が続いています[1]。

2026年に国際観光が直面する主な課題としては、燃料価格の変動・インフレ・景気の弱さといった経済要因と、交通費・宿泊費の高さが挙げられています[1]。

Japan in Context日本の数字と重ねると

同じ期間、日本の訪日外客数は1〜8月の累計で2,762万6,300人、前年同期比2.7%減でした[2]。世界全体が0.4%増、アジア太平洋が1%増であるのに対し、日本は減少しています。

ここからは芸苑道の見方です。日本の減少は中国市場の落ち込みによる部分が大きく、世界全体の傾向とは事情が異なります。市場ごとの動きを分けて見る必要があります。

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ここまでは、公開されている資料にもとづく事実の整理です。実際に何をどのように組み立てるかは、貴施設の規模・立地・客層・繁閑の形によって変わります。芸苑道では、次のような点を伺ったうえで、貴施設に合う形をご提案しております。

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FAQよくある質問

2026年上半期の国際観光客数は?

UN Tourismの推計で約6億9,000万人、前年同期比0.4%増です。

地域別ではどこが伸びましたか?

アフリカが4%増、欧州が3%増、アメリカ大陸が2%増、アジア太平洋が1%増でした。中東は22%減です。

2026年通年の見通しは?

1〜2%増と見込まれています。1月時点の3〜4%増から下方修正されました。

Sources & References出典・参考文献

  1. UN Tourism「World Tourism Barometer」Volume 24, Issue 3(2026年9月)/“International tourism saw 0.4% growth in first half of 2026” https://www.untourism.int/un-tourism-world-tourism-barometer-data
  2. 日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数(2026年8月推計値)」2026年9月16日 https://www.jnto.go.jp/news/press/20260916_monthly.html

本記事は、公的機関・国際機関・学術論文などの公開情報をもとに作成しています(確認日:2026年9月19日)。数値や制度は改定されることがあるため、最新の情報は各出典の公式発表をご確認ください。数値はUN Tourismの推計であり、確定値ではありません。

WRITTEN BY

細川 明日香

株式会社芸苑道 代表取締役。箏・三味線奏者。東京藝術大学 修士課程修了、日本当道会 師範。伝統芸能の実演家として、訪日のお客様に向けた文化体験を企画しております。著者プロフィール 個人サイト