Overview観光立国推進基本計画とは
観光立国推進基本計画は、観光立国推進基本法にもとづいて政府が定める計画です。第5次計画の概要では、訪日外国人旅行消費額9.5兆円の経済波及効果は約19兆円に及ぶとし、観光を「戦略産業」と位置づけています[1]。
あわせて、混雑やマナー違反などへの対応、特定地域への集中の是正といったオーバーツーリズムの未然防止・抑制、人材不足への対応、観光の高付加価値化などを課題として挙げています[1]。
2030 Targetsインバウンドに関わる主な目標と2025年の実績
割合は「2025年実績÷2030年目標」で当メディアが計算したもので、政府の公表値ではありません。
出典:観光庁「観光立国推進基本計画(第5次)(概要)」の目標値・実績値をもとに作成
「両立に取り組む地域数」は、観光客の戦略的な誘客と住民生活の質の確保との両立に取り組む地域数です。第5次計画では、このほかにも国内交流や観光産業に関する目標が定められています[1]。
Three Pillars3つの施策の柱
インバウンドの戦略的な誘客と住民生活の質の確保との両立
- 混雑・マナー違反などの個別課題への対応(民泊関係を含む)
- 地方誘客を進めるための広域的な体制の整備
- 地方誘客と消費拡大に効果の高い観光コンテンツの充実
- 地方部への交通ネットワークの機能強化
国内交流・アウトバウンド拡大
- 休暇の分散・旅行需要の平準化
- 関係人口の創出や二地域居住の促進
- 国内・海外旅行の需要喚起に向けた機運醸成
- 観光復興に向けた再生支援
観光地・観光産業の強靱化
- インバウンド市場・観光コンテンツの多様化
- 観光DX、省力化投資などによる生産性向上
- 健全な競争環境の整備
- ユニバーサルツーリズムなど多様なニーズへの対応
出典:観光庁「観光立国推進基本計画(第5次)(概要)」より要約
Culture-related Measures文化・伝統に関わる主な施策
概要資料の「主な施策一覧」には、文化資源に関わる項目として次のようなものが並んでいます[1]。
- 文化財等の早朝・夜間体験等の促進(過度の混雑対策の一つとして)
- 歴史的資源を活用した観光まちづくりの推進
- 文化資源の観光活用(博物館・美術館等の文化施設の充実等)
- 高付加価値旅行者の受入環境整備
- 持続的なローカルガイドの確保、通訳ガイドの質の向上
混雑を避ける時間帯の体験や、地域の文化資源を深く伝える体験は、計画の方向性と重なります。個別の補助金や事業の募集は年度ごとに変わるため、観光庁・文化庁の公募情報をご確認ください。
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Ask Us貴施設に置き換えると
ここまでは、公開されている資料にもとづく事実の整理です。実際に何をどのように組み立てるかは、貴施設の規模・立地・客層・繁閑の形によって変わります。芸苑道では、次のような点を伺ったうえで、貴施設に合う形をご提案しております。
- 問高付加価値化の計画に、文化体験をどう位置づけるか計画書に書ける形で、内容と体制を整理できます。
- 問混雑を避ける時間帯の活用方法早朝・夜間のプログラムの組み方をご相談いただけます。
- 問地域の関係者とどう組むか実演家・文化施設との橋渡しができます。
ご状況を伺ったうえで、実施できる形かどうかを率直にお伝えいたします。芸苑道へご相談はこちら →
Glossaryこの記事に出てくる用語
FAQよくある質問
第5次観光立国推進基本計画はいつ決まりましたか?
2026年3月27日に閣議決定されました。計画期間は2026〜2030年度の5年間です。
2030年の訪日外国人旅行者数の目標は?
6,000万人です。あわせて訪日外国人旅行消費額15兆円、消費額単価25万円などが目標になっています。
第4次計画から何が変わりましたか?
消費額単価の目標が20万円から25万円に見直されたほか、観光客の誘客と住民生活の質の確保の両立に取り組む地域数(100地域)などが新たに設けられました。
Sources & References出典・参考文献
- 観光庁「観光立国推進基本計画(第5次)(概要)」令和8年3月27日閣議決定 https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/002019550.pdf
- 観光庁「観光立国推進基本計画」(計画本文・概要の掲載ページ) https://www.mlit.go.jp/kankocho/seisaku_seido/kihonkeikaku.html
本記事は、公的機関・国際機関・学術論文などの公開情報をもとに作成しています(確認日:2026年9月17日)。数値や制度は改定されることがあるため、最新の情報は各出典の公式発表をご確認ください。本記事は制度の概要を紹介するもので、法的な助言ではありません。
